2016年05月08日

諏訪大社御柱祭 里曳き(1日目、2日目)

5月の3日から5日にかけて諏訪大社上社の里曳きに参加してきました。

全国ニュースになってしまったので既にご存じの方も多いと思いますが
5月5日の最終日、諏訪大社上社本宮(かみしゃほんみや)の境内において
本宮一の柱を担当していた豊田・四賀地区の氏子の方が
建て御柱を終えて柱に巻かれた足場などを撤去作業中に落下して亡くなられました。
隣の本宮二の柱を担当していたので、音は聞こえなかったものの
パトカーが境内にいることが何か不安に感じておりましたが大変残念な結果となってしまいました。
亡くなられた氏子の方のご冥福をお祈りいたします。

前回の諏訪大社下社春宮で2名亡くなって今回もこのような悲しい事態に
特に今回は隣ということと同じ諏訪市内の氏子ということが特に衝撃が隠せません。
来週は下社の里曳きも行われ、今回の件でさらなる注目されてしまうと思い
3日間氏子だけでなく参加される方が1人の怪我なく終えられることを願うばかりです。

悲しいことは決して取り返すことのできないことですし、
次回以降も安全で全員が最後まで楽しめる御柱祭になればと思い今回氏子として参加した
中の人からの写真(神事中や曵行中の重要部分はカメラ出してる場合でありません)をお届けしたいと思います。

御柱 - 1.jpg
まず、前回の山出しにて川を渡った御柱は御柱屋敷でで木の皮を剥ぎます。
今までは境内について建て御柱の時に皮を剥いでいましたがスケジュール等の統一で
こちらは最初に皮むきをした状態で里曳きを迎えることになったとのこと。
早朝に御柱屋敷に集合して、綱やメドデコを取り付けて朝の神事を待ちます。

御柱 - 2.jpg
綱渡りの神事を終えて御柱屋敷を出発。
が、なかなか柱が進まずにほんの数メートル先の安国寺の交差点までがなかなか出れず
しばらく苦労してようやく抜け出せてそこからいよいよ本宮に向けての曵行スタートです。
良く晴れた天気の中で氏子衆のヨイサヨイサのかけ声やラッパ隊の演奏で進みます。

御柱 - 3.jpg
山出しに比べると里曳きは距離も短く、2日掛けて上社本宮まで引きつけるのですが
その距離5km弱。普通に歩いても1時間もあればたどり着いてしまう距離を行くので
沿道でメドデコを左右に揺らして練ったり、メドの一番最上部の氏子がシャチホコをしたりと
周りで見ている人も写真を撮ったり盛り上がります。

2日目。
初日の最後の方は曇り空でやや風も出てきていましたが夜からポツポツと雨が降り、
2日目の朝方は雨が降り出してしまいました。。。
その雨の中、交通規制がかかるまで柱の横で待機していると
青空が雲の隙間から見え始め、神事が始まる頃には昨日以上の晴れの天気に。

御柱 - 4.jpg

御柱 - 5.jpg
てっきり雨だからと日焼け止めもせずにいましたが見事な青空に汗ばむ陽気で
この日で見事に顔が真っ黒になるほど日に焼けました(^_^;
鼻の頭はすっかり赤くなってしまうし、御柱休めの時の日焼けからやっと白くなりかけていたのに(笑)

2日目はいよいよ神社参道の宿場街のある集落に入り、要所となるところがいくつか出ています。
若宮社の鳥居、階橋(きざはし)とこの2つは正面から突っ込むとメドデコが鳥居に引っかかってしまうのです。
そこでいかにして交互に突入し、左右をうまく上げ下げするかが勝負となります。
自分の担当してた追い掛け綱も左右に上手く振って行かねばなりません。
また最後の階橋では鳥居の前に階段となる橋をのぼり、鳥居をくぐったら今度は一気に階段を下ります。
ここで必要となるのは後ろからのブレーキ役となる追い掛け綱。
木落しや川越しでも使った太いマニラロープを柱に繋いで後ろから綱引き状態です。
圧倒的に先の綱の方が人数もいるし、追い掛け綱の担当は中洲と湖南を合わせても50人もいるかいないか。
何とか耐えるというレベルで階橋から鳥居を降りるまでこの日最後の力を振り絞るようにして引っ張りました。

階段から1段ずつ降りる際のゴツ!ゴツ!という音が間近で聞こえてくるほどに
人が乗っていることも多少はありますが引いている本宮二の御柱が巨木であるかを実感します。

御柱 - 6.jpg
そして無事に最後の階段も降りた時には若干の安堵感。

御柱 - 7.jpg

御柱 - 8.jpg
ところがここに引きつけたからこの日の日程が全て終わるという訳ではなく、
本宮二の後ろにいる、三の柱と四の柱がこの階橋を通り我々のいる境内を通って上に上がっていきます。
その時の様子がこちらの2枚の写真で、本宮三の大総代と、背中に仕掛人と書かれた半被の氏子が
階橋から降りてきて本宮二の大総代の前にやってきます。

本宮三の大総代が本宮二の大総代にここを通らせてくれというやりとり、
そして米俵とお酒。こちらの贈り物を受けて通行の許可が出たところで全員で歓迎モードに。

御柱 - 9.jpg

御柱 - 10.jpg
柱を本宮一への道のりへ進ませてメドデコを外す作業となりました。

この時点で昼の3時半頃と割と早く終わったし、この日の終了予定時刻の17:30まで2時間あれば
後ろの2本の柱も通ってくれるんだろうな…と思ったのがやや甘いことでした(・∀・)

本宮三は階橋を降りて頭をこちらの方向に曵行し、メドを抜いたところで元綱を前後逆に付け替えて
後ろからそのまま上へと上がっていきます。
そして、本宮四が来る頃には段々薄暗くなり、階橋にやってくることになると境内に照明が灯ります。

御柱 - 11.jpg
最終的に本四が上に向かって本宮二の柱を翌日の建て御柱の位置まで引きつけたた時には
すでにこんな真っ暗な状態に(^◇^;)

追掛綱で仕事をしたこともあったからなのか、それとも待っている時間立ちっぱなしだったからか
この日の帰り道はヘトヘトで歩くのもしんどいくらいで何とか帰った記憶しかありません(笑)


長くなってしまったので、3日目の建て御柱はまた次のエントリーで。
動画もいくつか撮れたので編集出来たら合わせてアップしたいと思います。
posted by zawatch at 21:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 諏訪のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする